66: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:44:18.65 ID:5JwIXqGBo
今度はフネでなく人が、観閲艦の両側海面に立ち、手を振っている。
67: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:46:21.83 ID:5JwIXqGBo
国別でブロック形式に別れており、イタリア艦群ともかなり距離は離れているのだが、大きな歓声と拍手はこちらにまで届いてくる。
もうすぐ私の番だ。緊張からか少し鼓動が早まる。
68: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:50:04.36 ID:5JwIXqGBo
ビスマルク「……ツム ライン ツム ライン ツム ドイッチェン ライン♪」
ラインの護りの好きなフレーズを小さく口ずさむ。ほぼ、無意識だった。
69: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:53:20.71 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「Es braust ein Ruf wie Donnerhall」(雷鳴は叫びの如く哮り狂う)
雲龍「〜♪」
70: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:54:48.45 ID:5JwIXqGBo
緊張していたのは、提督に気づかれてしまっていたらしい。
グラーフ「……ああ。だが、いつ見抜いていた」
71: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:58:27.27 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「もしもし、聞こえるかビスマルク」
ビスマルク「……なによ」
72: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:01:21.99 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「今になって振り返れば、あの風呂でのことも提督には何か思うものがあったのだろう」
ビスマルク「何でそんな話を私にするわけ?」
73: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:03:58.26 ID:5JwIXqGBo
〜〜〜〜〜
昼の観艦式開始から既に四時間が経過し、夕暮れも近づこうとしていた。
74: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:07:24.48 ID:5JwIXqGBo
伊艦推しD「な、なんですか」
「怖がらないで良いわよ。私は価値も無いものを殺しなんてしないから」
75: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:13:43.64 ID:5JwIXqGBo
「逃げちゃった」
「一般人が霊装魂なんて知ってる訳ないし、身体の癖から軍人だと思ったから適当に言ってみただけなんだけどな」
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