82:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:18:14.60 ID:I+fdqcufo
「んっ――ぅんー……」
ぼくが目を覚ますと、そこは見知らぬ天井だった。
83:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:19:15.53 ID:I+fdqcufo
「――なにひとつわかってねえ」
………………ここはどこだろうか?
84:名無しNIPPER
2016/05/14(土) 16:20:25.12 ID:I+fdqcufo
「起きm」
途端、強烈な痛みと、なんともいえぬ鉄の味を感じた。
85:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:21:57.72 ID:I+fdqcufo
…………。
……馬鹿馬鹿しい。まったく、こんなの――冗談もいいとこだ。
86:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:23:23.31 ID:I+fdqcufo
まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい
まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいま
87:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:24:48.65 ID:I+fdqcufo
「………………………」
ぼくの脳はK点を越えてしまったようで、もうそこから先は一切何も考えることができな
88:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:28:20.24 ID:I+fdqcufo
…………いやいや、他にももっと違う道があっただろうに。
ロリコン
ぼくがそのような「少女性愛者」でないことは、ぼくにはわかっていたはずなのに、ぼ
89:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:30:16.41 ID:I+fdqcufo
そう、そろそろ気づいてもよさそうなものなのに、自身が既に、普通の人間の状態では
ないことに、気づくべきなのに。
・ ・ ・ ・ ・ ・
90:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:31:28.05 ID:I+fdqcufo
髪が燃え、皮膚がただれ、肉が焦がされ、骨が焼かれる。全身が炎に犯され、神経
がこれでもかというほど、脳に信号を送ってくる。
91:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:33:34.74 ID:I+fdqcufo
「たわけっ!」
と、建物の方から幼い声がした。
92:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:34:50.12 ID:I+fdqcufo
建物の中、陽の当たらない影の中に入ると、まるで全てが嘘だったかのように、『なかっ
たこと』になったかのように、ぼくの体を包む業火は消え去った。服も全て元通り――いや、
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