87:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:24:48.65 ID:I+fdqcufo
「………………………」
ぼくの脳はK点を越えてしまったようで、もうそこから先は一切何も考えることができな
かった。ぼくはいつしか、考えるのをやめた。いや、いつも何も考えていないような気が
するけれど。
考えられなければどうすべきか。
行動に移すべきである。
「うん、ひとまず逃げよう」
ぼくは、少女のことなど考えもせず、腕を無理やりに、彼女の頭の下から引き抜き、一
目散にその部屋から出て行く。
こういうことにはかかわらないのが一番。このときのぼくではこれ以外の行動は考えら
れなかった。
284Res/217.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20