83:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:19:15.53 ID:I+fdqcufo
「――なにひとつわかってねえ」
………………ここはどこだろうか?
彼の部屋ではない、また、阿良々木家の他の部屋というのもないだろう。
ぼくの眼前に広がるのは、ところどころ罅の入った、蔦が這っている、今にも壊れてし
まいそうな、天井だった。
いや、天井といっていいのかどうかも怪しい。雨が降れば雨漏りは必須だろうし、台風
なんかが過ぎた日には、倒壊は必然だろう。
どうやら、建設されてから相当の年数が経っているらしいことはわかった。
しかし、なぜ、こんな場所にぼくが……。
「……うだうだ考えてても仕方ないよな」
とりあえず、まずは起きないと……。
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