89:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:30:16.41 ID:I+fdqcufo
そう、そろそろ気づいてもよさそうなものなのに、自身が既に、普通の人間の状態では
ないことに、気づくべきなのに。
・ ・ ・ ・ ・ ・
全力で建物の外へと出た。太陽の下へと飛び出した。その瞬間に――ぼくの全身が
・ ・ ・ ・ ・ ・
燃え上がった。
「はっ、はあああっ!?」
何が、何が起きている!?
走っている最中のこと、対応しきれなかったぼくは、無様にも肩から転がった。ついで
に火も消えてくれないだろうかと思ったが、そんな生易しいものではなかったらしく、ぼ
くを包む業火は止む気配がない。
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