257:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:16:47.64 ID:znhwGlXXo
「認めろ。お前は化け物なのだ。人間にはもう戻れない。だから、お前の選択肢は二つに一つだ」
ドラマツルギーは言う。
258:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:17:44.39 ID:znhwGlXXo
…………ん? ドラマツルギーからすれば?
そうだ。ずっと図星を突かれていたからその気になっていたけど、全部、ドラマツルギーが
259:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:18:34.84 ID:znhwGlXXo
「……………………決めました」
「ほう、答えを聞こうか」
260:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:19:53.32 ID:znhwGlXXo
「くっ! この期に及んで逃げるか!」
という声を背中で浴びた。足音から察するにドラマツルギーも、全力で追いかけてくる。
261:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:22:43.86 ID:znhwGlXXo
が。
「あ」
262:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:24:13.54 ID:znhwGlXXo
「ぬう!! う、うおおおおお!?」
ドラマツルギーが、ぼくの狙いに気づく。
263:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:25:07.27 ID:znhwGlXXo
「ちっ」
一瞬の暗転の後、ぼくはグラウンドに倒れていた。もう、タイムリミットであるらしい。
264:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:25:49.88 ID:znhwGlXXo
ドラマツルギーはというと、両腕の大剣を人間状態のそれに戻し、首元を押さえ、
その場に座り込んでいた。
265:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:26:39.94 ID:znhwGlXXo
「お、 お前! それは! 今のは、なんだ!」
ドラマツルギーは、座り込んだまま叫ぶ。信じられない、と言った感じだ。
266:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:29:21.17 ID:znhwGlXXo
「人間であるために……人間以外の力を使う? それは……そんなの、矛盾だ」
「ええ。よく言われます」
267:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 02:31:27.67 ID:znhwGlXXo
「ところで」とドラマツルギーはぼくに訊ねてきた。
「最後、私が首をはねたとき、お前の首がしばらく回復せず、私にかみついてきたのは、
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