キスショット「これも、また、戯言か」
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227:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:26:01.57 ID:znhwGlXXo

「……どうも、待たせてしまったみたいですね。いや申し訳ない」

「……■■■■……いや、かまわん。お前も時間より早く来たのだ。気にすることはない」

以下略 AAS



228:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:27:30.21 ID:znhwGlXXo
                                          ゲーム
 ドラマツルギーからしてみれば、ぼくは吸血鬼に成りたての一般人。狩りにちょうどいい玩具だ。

初対面で命乞いをし、嘘の場所を教え、砂かけをしてくるような卑怯者だ。軽々しく縊り殺せるものと

以下略 AAS



229:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:28:51.24 ID:znhwGlXXo

 はてさてドラマツルギーはぼくの要望に「いいだろう。こちらからも尋ねたいことがあるのでな」と

応じた。ふむ。応じるか。少なくとも未だ対話の余地はあるらしい。

以下略 AAS



230:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:29:29.60 ID:znhwGlXXo

「いや、いい。質問に、というか、確認に答えよう。そうだ、私に勝てたらハートアンダーブレードの

右脚を返そう。私が勝てば、お前がハートアンダーブレードの居場所を教えてくれると誓うのであればな」

以下略 AAS



231:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:30:21.87 ID:znhwGlXXo

「さて、今度は私の話を聞いてもらおうか」

 ドラマツルギーは、言う。さて、ぼくに対しての話、というのはなんだろう? キスショットに

以下略 AAS



232:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:33:01.99 ID:znhwGlXXo

 ドラマツルギーは、ぼくを揺さぶって何を仕掛けようといている? いや、違う。仕掛ける

必要はないはずなのだ。ドラマツルギーは圧倒的に格上なのだから。

以下略 AAS



233:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:35:11.75 ID:znhwGlXXo

「お前はわかっていない……ハートアンダーブレードの眷属であること、それ以上に、お前には価値がある」

「はあ」

以下略 AAS



234:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:36:21.98 ID:znhwGlXXo

「私には今五十三人の同胞がいる。そして、組織のナンバーワンがこの私だ。しかし、もし、

お前が入れば、いずれはお前が組織のナンバーワンとなるだろう。今はまだ成り立てだが、

以下略 AAS



235:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:37:39.26 ID:znhwGlXXo

「それで、ぼくがこの勧誘に応じれば、キスショットの右脚は返してもらえると、

そういう話ですか? これは」

以下略 AAS



236:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:38:56.66 ID:znhwGlXXo

「ぼくはキスショットを戻して人間に戻る。吸血鬼の仲間になんてなるか」

「…………そうか」

以下略 AAS



237:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:40:29.64 ID:znhwGlXXo

 「惜しいな」とドラマツルギーはつぶやいて肩、首、そして腕を回す。準備運動――――

つまりは、本気ということだ。

以下略 AAS



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