キスショット「これも、また、戯言か」
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228:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:27:30.21 ID:znhwGlXXo
                                          ゲーム
 ドラマツルギーからしてみれば、ぼくは吸血鬼に成りたての一般人。狩りにちょうどいい玩具だ。

初対面で命乞いをし、嘘の場所を教え、砂かけをしてくるような卑怯者だ。軽々しく縊り殺せるものと

思っていることだろう。

 その隙を狙うことも考えたが、ドラマツルギーは名の知れた、いわゆる歴戦の戦士というやつらしい。

そんな相手に、ぼくごときがかなうべくもない。たとえ隙を突こうとも返り討ちにあうだけだ。

 であるのならば、ここは逆、ドラマツルギーの戦士の勘、というのを利用するべきだろう。

楽勝であるはずの対戦相手が、弱小であるはずの対戦相手が、まるで対等の存在であるかのように

話しかけてくる。これをドラマツルギーはどうみるか。

 きっと、ドラマツルギーは不思議に思い、想像する。ぼくになにか奥の手があるだろうと、

勝つ手段を、持ち合わせているのだろうと。

 そこまで思考を持っていければあとは簡単だ。ほんの少し意表を突くような行動を、いくつか

取ればいい。そうすれば、あとは勝手にありもしない「本命の策」に溺れ、先に降参をされるだろう。

最初に考えた通りの勝ちパターンだ。

 後の問題は、ドラマツルギーの意表を突く行動を思いつくだけ。この時間でできるだけ

ドラマツルギーの行動や言動、性格を探っていけるといいのだけれど……。まずはこれに、

応じてくれるかどうか。


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