236:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:38:56.66 ID:znhwGlXXo
「ぼくはキスショットを戻して人間に戻る。吸血鬼の仲間になんてなるか」
「…………そうか」
こうして、交渉は決裂した。ドラマツルギーからの印象は悪くなっただろうし、こうなると、
ぼくの強弱に関わらず、ドラマツルギーは本気でぼくを倒そうとするだろう。仲間にならないのだし、
殺す気で来られるかもしれない。いや、殺されてはキスショットの居場所がわからないのだから、
ぼくが降参するまで拷問され続けるのだろうか? どちらにせよ、これでぼくの勝ちの目はほとんど潰れた。
詰んだかもしれない。
でも、ぼくに後悔はなかった。むしろなぜか、妙にすがすがしささえ感じた。
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