454: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:42:16.72 ID:PVvYiWSbo
アロエ「それも、カツラの話が本当なら、当然ってことよね」
アロエ「最初はずいぶん人間を警戒してる感じだったし」
455: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:43:25.45 ID:PVvYiWSbo
ずっと立っていたアロエが、足元の四角い椅子に腰を降ろした。
アロエ「そうなのかな」
456: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:44:26.41 ID:PVvYiWSbo
思わず自分の手を眺める。
レンジャーは俯いてぽつぽつ話し始めた。
457: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:49:20.38 ID:PVvYiWSbo
アロエ「捨てられた……」
レンジャー「え、なにか」
458: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:50:41.58 ID:PVvYiWSbo
レンジャーはぎくりと身をこわばらせた。
慎重に言葉を選ぶ。
459: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:52:23.07 ID:PVvYiWSbo
耳を塞ぎ頭を振るアロエをちらりと見てから、アデクは胸を張る。
アデク「ま、これ以上、評価を落とさんよう気をつけないといかんな」
460: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:54:23.93 ID:PVvYiWSbo
お手上げだ、とでもいうようにアデクは両手を広げた。
そしてレンジャーに同意を求めた。
461: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:55:03.72 ID:PVvYiWSbo
アロエ「そろそろ、お開きにしましょう」
レンジャー「……はい」
462: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:57:30.82 ID:PVvYiWSbo
アロエ「それに、あたしたち三人には『あの子と意思疎通する手段や機会がある』と考えられるわけだし」
アロエ「喋らない他のポケモンならいざ知らず、本人に事実確認ができるのに嘘をつくメリットはないと思う」
463: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/12/09(土) 22:59:05.08 ID:PVvYiWSbo
アロエは、アデクが出て行った引き戸を見ている。
硬い床を擦る履物の音が遠ざかっていく。
464: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2023/12/09(土) 23:04:46.88 ID:PVvYiWSbo
今日はここまでです!
>>447
フジも来れればよかったんですけどね。
でも、そうはならなかった
469Res/395.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20