430: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2020/11/29(日) 13:14:30.69 ID:jqvXxmx+0
今まで何度説明してもわかってもらえなかったのだ。
それが今は、向こうから確信を持って真相に触れている。
千載一遇のチャンス。
もう二度とないかもしれない。
431: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/01/07(木) 13:35:48.26 ID:6URNH5dY0
杏子「鹿目まどか?」
杏子は思案する様子を見せた。
杏子「……あぁ、確かさやかと一緒にいたピンク髪の奴か。キュゥべえが、かなりの素質があるとか言っていたな」
432: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/01/07(木) 13:37:13.59 ID:6URNH5dY0
さすがの杏子も、動揺を隠せなかった。
ワルプルギスの夜を超える強さの魔女というのが、そもそもあり得ない認識のはずだ。
杏子「……そんなにか?」
433: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/03/15(月) 20:48:16.35 ID:QLoOq0Yg0
ほむら「確かに鹿目まどかが契約すれば、ワルプルギスの夜なんて一撃で倒せるわ。しかしそれは、伝承されるほどのワルプルギスの夜の絶望を、一身に受けることになる。魔女化は避けられない」
杏子「契約さえさせなきゃいいんだろ? もしあたしらでワルプルギスの夜を倒せなくても、そいつの契約さえ防げれば……」
ほむら「キュゥべえはそこにつけ込んでくる。ワルプルギスの夜に破壊される街を盾にして、彼女に契約を迫ってくる」
434: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/03/15(月) 20:50:56.40 ID:QLoOq0Yg0
ほむらは思わずため息をついた。
認識が甘すぎる。
ほむら「キュゥべえの目的は、魔法少女の感情エネルギー……らしいわ。宇宙のために必要とか言っていたけれど、それもどこまで信用していいか」
435: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/05/16(日) 16:23:26.59 ID:aU28sdYH0
ほむら(……やった)
希望が繋がった。
これで、この世界線でもまだ戦える。
436: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/05/16(日) 16:25:17.38 ID:aU28sdYH0
ほむら「──ッ!」
恐らくは本気ではない。
ほむらの様子をうかがうための一言だろう。
そうわかっていながら、ほむらは沸き上がる怒りを抑えることができなかった。
437: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/07/09(金) 17:54:52.20 ID:7HjWDTiE0
杏子が鋭い目で、ほむらを見据える。
杏子「もう察しはついてるがな。言えよ、お前の本当の目的はなんだ?」
見透かされている。
438: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/07/09(金) 17:57:00.44 ID:7HjWDTiE0
そう、まどかを救うこと。
全ての始まりだ。
それだけがほむらの目的だった。
それはこの時間軸でも、諦めたわけではない。
439: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/07/09(金) 18:02:02.98 ID:7HjWDTiE0
ほむら「……え?」
杏子の言葉に、ほむらの思考が遮断された。
いったい、何を言っているのだろうか。
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