魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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363: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 02:56:06.05 ID:ofIrSduQ0

シャッ……


神『!!?』
以下略 AAS



364: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:01:10.16 ID:ofIrSduQ0

近衛が剣をホルダーに添えると、神殺しの剣は小さなナイフに戻って腰元に収まった。
亀姫はその場に棒立ちのままだ。

頭が急展開に追いつけない。
以下略 AAS



365: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:13:01.00 ID:ofIrSduQ0

近衛は、浄気が空になった神の頭部を拾い上げた。
長かったはずの髪は、今は首の長さでパラリと流れている。

それを片手に抱くと、次いで亀姫のそばに近寄り、肩に亀姫を乗せた。
以下略 AAS



366: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:14:54.43 ID:ofIrSduQ0

亀姫が返事をし、小さく謝罪をしたときには
既に近衛は走りだしていた。

開いた扉のおかげで、灯りが階段を多少照らしている。
以下略 AAS



367: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:55:14.08 ID:ofIrSduQ0

近衛「さあ。しっかり捕まっていてくださいね、亀姫さ……

亀姫「貴方がいきなりおかしな演技をはじめたせいですわ」

以下略 AAS



368: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:55:43.50 ID:ofIrSduQ0

近衛「あの話は亀姫様から聞いた "もしもの未来"を想像しての作り話ですよ。印象深かったので、神を見たときに思い出して。すぐに利用する手を思いつきました」

亀姫「……あ、あの場でああすることを思いついたというの…!?」

以下略 AAS



369: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:56:23.53 ID:ofIrSduQ0

亀姫「……ごめんなさい。あなたは陛下のために必死だっただけね」

近衛「いえ。混乱させたのは事実です、お気になさらず」

以下略 AAS



370: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:58:32.14 ID:ofIrSduQ0

亀姫「…貴方を信じることにして見ていたけれど、何かあれば動くつもりだった…」


亀姫「でも、動けなかったわ。あなたが神に剣を向けたとき、私は動けなかったの」
以下略 AAS



371: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 04:05:46.70 ID:ofIrSduQ0

近衛「奴の話に乗り、言われるままに演じる気になれなかった。だから自分の考えを押し通し、神を前にして、唐突に真逆の演技をしました」

亀姫「……」

以下略 AAS



372: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 04:10:45.49 ID:ofIrSduQ0

亀姫「……坊やって、大胆なのか小心者なのかわかりませんのね」クス

近衛「小心者ですよ。魔王陛下を裏切るマネだなんて、演技でも出来るか不安でしたから」

以下略 AAS



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