魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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364: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:01:10.16 ID:ofIrSduQ0

近衛が剣をホルダーに添えると、神殺しの剣は小さなナイフに戻って腰元に収まった。
亀姫はその場に棒立ちのままだ。

頭が急展開に追いつけない。


近衛「…っと。亀姫様、大丈夫ですか? 顔色が随分とお悪い。流石にこの部屋の浄気は身体に障りますか」

亀姫「違………」

近衛「亀姫様……? どうなさいました、まさか最後の最後で神が何か…!?」


亀姫の様子を不審がった近衛は、
足元に崩れている神の聖骸を睨み付ける。

神の身体からはゆっくりと浄気が抜け出し、水槽の中へと取り込まれていく所だった。

死した神族から浄気を集める装置。
それにとっては、神も例外とはならないのだろう。


近衛「……きちんと、死んでいるようですね・・・」

亀姫「神に、なにかされたわけではありませんわ…」

近衛「そうですか…? では少しお疲れになってしまわれたのでしょうか」




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