魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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368: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 03:55:43.50 ID:ofIrSduQ0

近衛「あの話は亀姫様から聞いた "もしもの未来"を想像しての作り話ですよ。印象深かったので、神を見たときに思い出して。すぐに利用する手を思いつきました」

亀姫「……あ、あの場でああすることを思いついたというの…!?」

近衛「はい。元々が亀姫様から聞いたお話だったので、きっと亀姫様もすぐにわかってもらえるだろうと」

亀姫「……もともと自分で想像したからこそ、ありえてもおかしくないと思ってしまいましたわ」

近衛「……そうでしたか。まさかそのせいで血色を悪くされていたとは…本当にすみません」

亀姫「…………」


黙り込んで、天空宮殿を駆けあがっていく近衛。
その肩に抱かれながら、亀姫は僅かに沈んでいた。


亀姫(……確かに、驚かされた。だけど、私の顔色が悪いのは……きっと…)


きゅっ、と。
近衛の背中に、亀姫が捕まった。


近衛「亀姫様…?」




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