魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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273: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:05:36.38 ID:XCb4AxA00

近衛「下に屋根が見えるとはいえ、飛び降りて落下中に飛距離を稼ぐに充分な高度とは思いませんよ…。ただ真下に落ちてしまうのでは?」

亀姫「そうですわね。そして、ここからただ落ちたら、むしろ強く堀にたたきこまれるでしょう。……雲の下まで突き抜けてしまいそう」

以下略 AAS



274: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:06:27.66 ID:XCb4AxA00

近衛「―――…」

亀姫「近衛?」

以下略 AAS



275: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:06:54.36 ID:XCb4AxA00

亀姫「……一息に斬り捨てればよいものを。まさか肉斬りの趣味がおありなの?」


多少の嫌悪感を浮かべた様子で、亀姫は問いかけてくる。
以下略 AAS



276: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:07:34.72 ID:XCb4AxA00

亀姫は近衛の側に近寄り、そっと頬に触れた。
近衛は泣いてはいなかったが、亀姫はそれを拭うような仕草でもって近衛を慰めた。


以下略 AAS



277: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:09:32.37 ID:XCb4AxA00

ザッ――


亀姫の回答を待たず、無表情のままで目の前の骸の首を刎ねた。
以下略 AAS



278: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:10:11.18 ID:XCb4AxA00
――――――――――――――――――

――謎の塔、屋根の上…

……………
以下略 AAS



279: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:10:52.16 ID:XCb4AxA00

近衛「それならそうと、何故それを先に………あ、ええと、その。……いえ、その脚では仕方ありませんよね」


叱責するような口調から一転、誤魔化すように苦笑して目を逸らす近衛。
以下略 AAS



280: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:11:57.28 ID:XCb4AxA00

近衛は屋根の上を何度か踏み比べて歩き、足元の反響を確かめる。
それから屋根の中腹のあたりで、立ち止まった。


以下略 AAS



281: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:12:25.79 ID:XCb4AxA00
足元に飛び出した屋根の梁を穴に掛け、そこから紐を垂らして内部へと降りた。
半円の床の終わり、吹き抜けの始まりの部分に、梯子のようなものを見つける。

飛べない者の為に用意されているのだろうが、実際に使うには粗末過ぎる代物だ。
――実際、朽ちた梯子の所々は段が無くなり、ただの棒になってしまっている。
以下略 AAS



282: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:13:39.36 ID:XCb4AxA00

近衛「神族と思われます。…何か聞き出しますか、それとも倒しますか?」

亀姫「……というよりも、既に死んでいるのでは?」

以下略 AAS



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