魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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159
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/11(金) 10:54:22.28 ID:/7QfDunq0
先ほどまで握っていた手を思い出す。
あの手で、魔王を討つのだろうか。あの瞳で、魔王への報復を狙っているのだろうか。
だけれど、“滅ぼされた種族”が“滅ぼした種族”に仕える理由が他に思い当たらない。
以下略
AAS
160
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/11(金) 10:54:51.17 ID:/7QfDunq0
亀姫という理解者を得て、獣王は満足げにその場に寝そべった。
そうして一息ついた様子で、尻尾をパタと揺らしてみせる。
以下略
AAS
161
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/11(金) 10:55:27.82 ID:/7QfDunq0
頭の中で名を呼べば、いともたやすく脳裏に現れてくれる愛しい主。
その姿と声に、たまらぬ愛しさがこみ上げてくる。
懸想するだけで、焦がれて火照る。
以下略
AAS
162
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/11(金) 13:33:54.38 ID:SPF77mVxo
思惑が絡み合っていよいよ面白くなってきたな
163
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:19:21.74 ID:0t/Lxfak0
――――――――――――――――――――――――――
翌日・夜
本殿中央・奥殿(魔王の社殿)――
以下略
AAS
164
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:19:50.76 ID:0t/Lxfak0
今は少しでも、側にいたい。
だから愚かにも、“他の女への後押し”の役目までも請け負ってしまった。
以下略
AAS
165
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:20:22.52 ID:0t/Lxfak0
亀姫は、それでもその門を見つめていた。
この扉の向こうにいる主を想うだけでも、癒される何かがありそうな気がして。
以下略
AAS
166
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:20:50.46 ID:0t/Lxfak0
魔王の社殿前・階
魔王「くくく。天下の亀姫が、まさか腰を抜かすとは」
以下略
AAS
167
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:21:19.46 ID:0t/Lxfak0
亀姫(……いえ、そうではなく…)
亀姫を支えて抱く腕は、時折思い出したかのように、緩んだり強張ったりしている。
以下略
AAS
168
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:21:55.29 ID:0t/Lxfak0
魔王「…大婆…。ああ、竜王か」
亀姫「少しばかり御憔悴の様子でしたが、身の回りの事はきちりとなされておりました」
以下略
AAS
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