魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/11(金) 10:54:22.28 ID:/7QfDunq0
先ほどまで握っていた手を思い出す。
あの手で、魔王を討つのだろうか。あの瞳で、魔王への報復を狙っているのだろうか。
だけれど、“滅ぼされた種族”が“滅ぼした種族”に仕える理由が他に思い当たらない。
少なくとも充分な動機になるだろう。ならば、本当に――?
獣王「まだわからなイ。魔王サマへの忠誠ハ、あるようにも見えル」
亀姫「私にも…… そう、見えましたわ」
獣王「確かなことハ、魔王様に歯向かえる強さがあるという事ダ。あやつは不吉ダ。あの天使よりモ、何よりモ。俺の鼻がそう感じていル」
亀姫「……わかりました。貴方の嗅覚を信用して、私も警戒するといたしましょう」
亀姫(私の治癒したあの手で魔王陛下に歯向かうなど… 決して許せません事よ)
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