魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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132
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/09(水) 11:24:09.81 ID:IewOJk0a0
心底愉快そうに笑ったままの魔王を横目に、近衛はふぅと一息つく。
そして気が緩んだのか、つい刀と同じようにホルダーの淵に手を添えてナイフを収めてしまった。
以下略
AAS
133
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/09(水) 11:30:20.50 ID:IewOJk0a0
魔王「あちらこちらを汚されてもかなわん。血だけは止めておいてやろう。それとも傷も治してやろうか?」
近衛「いえ、止血だけで充分でございます」
以下略
AAS
134
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/09(水) 20:28:07.11 ID:28cVgdKl0
これめっちゃ面白いな
135
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/09(水) 21:27:55.72 ID:96wCq8HQo
乙乙
136
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:04:05.74 ID:IqECF18U0
―――――――――――――――――――――――
正殿・医局――
以下略
AAS
137
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:04:34.42 ID:IqECF18U0
ニコニコと近づいてきた薬師は、
今にも取れてしまいそうな近衛の親指を見て目を真ん丸くした。
以下略
AAS
138
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:07:11.47 ID:IqECF18U0
近衛「……そうか、亀姫殿も御参戦なさるのか」
戦地に女性が赴くという事実に、感覚的に抵抗がある。
以下略
AAS
139
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:07:43.38 ID:IqECF18U0
近衛は少し苦笑して、先追いの役を頼んだ。
この者がどれだけ走ろうと、自分が走ったほうが余程速いのは明白だったが
女房舎への出入りの礼儀もある。時々、そういった礼儀を忘れてしまう。
以下略
AAS
140
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:08:28.89 ID:IqECF18U0
白頭巾を被った、一つ目の背の低い女。
自分の腰丈にも届かないであろう彼女は何の種族だろうか。
種族こそはっきり分からずとも、そこに思いを馳せるほどにはこの環境に慣れた自分。
以下略
AAS
141
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:09:01.50 ID:IqECF18U0
:::::::::::::::::::
正殿・東の対
女房舎――
以下略
AAS
142
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/10(木) 18:09:38.45 ID:IqECF18U0
近衛「あ……亀姫殿で、あらせられますか…?」
声を駆けた途端に、パタリと落とされた扇
以下略
AAS
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