449: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/12/31(土) 22:53:44.67 ID:ocVP7Ngho
ここまで
年末のデスマーチには勝てなかったよ…
450:名無しNIPPER[sage]
2017/01/10(火) 12:34:25.99 ID:9J+4dKZgo
このSS誰に需用あるの
451: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/12(木) 00:45:41.70 ID:rZAVV3Sxo
誰にもないから自分で書いてるんだよ!
452: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/12(木) 00:47:19.86 ID:rZAVV3Sxo
私が安易に手を出していい問題じゃないから。
下手にかき乱して、今の関係を壊したくないから。
そう理解していながら、私はまだ未練を断ち切れずにいる。
453: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/12(木) 00:48:29.91 ID:rZAVV3Sxo
父と暮らす上で私が身につけたのは、湧き立つ嫌悪を抑えつける術だった。
誰に重ねられようと、私は私でしかないのに。
その視線に晒されると、まさに内面まで父の妄執に侵されていくようで、落ち着かなくなる。
454: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/19(木) 22:47:18.99 ID:9gwLykoUo
「……その、一見怯えているようで、ただの一度も折れる気はないって顔……新人だった頃のあいつもよくしてたっけな」
立ち上がったハルさんが、私の方を見やる。
455: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/19(木) 22:49:24.96 ID:9gwLykoUo
「うん?今度はそりゃ当然だろうって顔だが、実際そうだろう?」
「内面の性格や仕草だって、横で見ている分にも細かい差はわんさか出てくる。それこそキリがないぐらいにな」
「正直、お前じゃあケイトの代わりにもならないよ」
456: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/19(木) 22:51:37.01 ID:9gwLykoUo
「……笑わないで、ください」
「くく……いや、悪い悪い」
「……いいんじゃないか、"私は私"で」
457: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/19(木) 22:54:45.87 ID:9gwLykoUo
ハルさんを見送る中で、私の胸奥に宿る思いは変化しようとしていた。
私は私。
その言葉を伝えたくて、真に認められたいのは、やっぱりハルさんじゃなくて。
458: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/24(火) 21:26:54.95 ID:cwapklYdO
◇
「――し、失礼します」
「いらっしゃい。お茶淹れるから、そこに掛けてて」
459: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/24(火) 21:31:07.27 ID:cwapklYdO
尤も、相手にはまだ、味わう余裕もないようだけど。
私が部屋に誘うと、最初の数分のシエルは決まってこの調子だ。
私が彼女の部屋に行ってもこうなる辺り、どうやらシエルは私的な空間に踏み入れること、踏み込まれることを特別視しているらしい。
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