457: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/19(木) 22:54:45.87 ID:9gwLykoUo
ハルさんを見送る中で、私の胸奥に宿る思いは変化しようとしていた。
私は私。
その言葉を伝えたくて、真に認められたいのは、やっぱりハルさんじゃなくて。
私自身が諦められるように、ずっと秘めたままにしておこうと思っていた。
時間が解決してくれるのなら、とも。
だけど、私にはもう、それを見届ける猶予は許されていない。
ならばいっそ、今みたいに。
……ぼやけた視界を、無理矢理引き絞る。
優先すべき事柄を、履き違えるわけにもいかない。
ジュリウスを止める、その覚悟はできた。
後は意地を通すための、味方が要る。
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