【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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453: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/01/12(木) 00:48:29.91 ID:rZAVV3Sxo

父と暮らす上で私が身につけたのは、湧き立つ嫌悪を抑えつける術だった。
誰に重ねられようと、私は私でしかないのに。
その視線に晒されると、まさに内面まで父の妄執に侵されていくようで、落ち着かなくなる。

自分がどこからもいなくなるような疎外感に耐え続けていると、私はいつしか人の目元を窺うようになっていた。
期待、失望、喜び、嘲り。
中でもギルの瞳は、とりわけ父のそれに近い。

「……こりゃあ、後でお説教かな」

大袈裟に溜め息を吐いた後のハルさんの呟きは、私にはよく聞き取れなかった。



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