345: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/26(土) 01:24:39.32 ID:w5N2qoJOo
「やってくれた、なぁっ!!」
ブースト機能を点火させた槌にかち上げられ、腕を浮かせたマルドゥークが怯む。
その隙に神機を変形させ、ナナは銃口を上に向けた。
346: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/26(土) 01:27:10.85 ID:w5N2qoJOo
両腕に裂傷を作ったマルドゥークが、私達から数歩分の距離を取る。
その足取りは先ほどまでに比べ、明らかに鈍くなっていた。
熱の操作にしても、少なくとも自由には行えないはずだ。
347: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/26(土) 01:31:30.30 ID:w5N2qoJOo
ここまで
二重引用符の表記ミスはもうスルーしといてください…
348: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:21:30.07 ID:1CHoKoAWo
赤黒い渦が昇る。
『くっ……!?』
349: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:24:09.46 ID:1CHoKoAWo
「なに、アレ……」
「野郎、自爆するつもりか……!」
350: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:25:58.75 ID:1CHoKoAWo
私達の距離も、随分離されてしまっていた。
神機兵団からの返事はまだないけど、マルドゥークがここにアラガミを呼び寄せている限り、拠点のジュリウスは無事だろう。
万が一の事態に備え、スタッフの護衛も兼ねた"神機兵"が配備されているはずだ。
351: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:28:26.95 ID:1CHoKoAWo
「邪魔……しないで!」
それもガルムであると確認するまでもなく、叩きつけられた巨腕に飛び乗った私は、
怒りのまま、変形させた神機でアラガミの頭部を撃ち抜く。
352: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:29:56.54 ID:1CHoKoAWo
「隊長!」
「ギルは!?……はぁ、よかったぁー……」
353: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:32:03.00 ID:1CHoKoAWo
ここまで来れば、長くはかからなかった。
互いにガルムから得た捕喰弾を受け渡しつつも、"ブラッド"と神機兵団は群れを物ともせずに撃破していく。
最後に残るマルドゥークも、こちらの攻撃の前に身動きも取れず、遂に地面に突っ伏した。
354: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:34:47.49 ID:1CHoKoAWo
◇
「――片がついたな」
仇討ちかつ、極東とフライアの共同作戦を終えた私達とジュリウスは、改めて顔を向き合わせる。
355: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:43:42.64 ID:1CHoKoAWo
「……あの、ジュリウス」
その核心を、シエルが突く。
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