351: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:28:26.95 ID:1CHoKoAWo
「邪魔……しないで!」
それもガルムであると確認するまでもなく、叩きつけられた巨腕に飛び乗った私は、
怒りのまま、変形させた神機でアラガミの頭部を撃ち抜く。
再び向こうに視線をやると、ガルムはギルの間近にまで迫っていた。
ギルも不意打ちからようやく体を起こしかけているけど、間に合いそうにない。
咄嗟に向けた私の銃口も横合いから現われたガルムに遮られ、目を見開いた、その時。
鉄の腕が、ギルの前に立ち塞がった。
『……どこで油売ってやがった』
『……爆発の影響で、しばらく操作系統に障害が出ていた』
『遅れを取ったが、同じ轍は踏まん』
2体目のガルムを切り払った私の前にも、"神機兵"が加勢に現われる。
攻撃を防いだギル側の"神機兵"も、返す刀でアラガミを怯ませてみせた。
『……今は、お前達の手を取る事はできない』
『己の力で、立ち上がってみせろ』
『……へっ、言われるまでもねえ!』
煙が晴れる。
立ち上がったギルの無事を視認し、安堵した私の元には、"神機兵"を伴ったシエルとナナも駆けつけようとしていた。
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