352: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/30(水) 00:29:56.54 ID:1CHoKoAWo
「隊長!」
「ギルは!?……はぁ、よかったぁー……」
大破したものを除いた残りの"神機兵"も合流した私達に対し、退いたガルムの残りもまた、一箇所に寄り集まる。
その中心にあったのは、欠けた両腕で巨躯を支える、マルドゥークの姿だった。
光を失った断面は黒ずみ、本体も自爆の影響で幾らか損傷を受けている。
『使役できるアラガミは、あれが最後のようだな……こちらにも反応はない』
「……あの状態では、逃げることも出来ないはずです」
「……ってことは、もうひと踏ん張りだねー」
「まずは露払いだ……やるぞ、隊長」
「うん……!」
マルドゥークが吼え、共鳴したガルムが一斉に襲い来る。
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