【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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346: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/26(土) 01:27:10.85 ID:w5N2qoJOo

両腕に裂傷を作ったマルドゥークが、私達から数歩分の距離を取る。
その足取りは先ほどまでに比べ、明らかに鈍くなっていた。
熱の操作にしても、少なくとも自由には行えないはずだ。

だけど、追撃に移ろうと構えたところで、私達は異変を感知する。

締め付けられるような圧迫感。
うねる空気。
目に見えないそれは、私達の歩みを止める。

『何……?』

拠点のジュリウスにも届いた感覚の性質は、ただ攻撃的で、刺々しい。
でも、根本的な部分が、似ていた。

「隊長、こいつは……!」

"ブラッド"のみが直に感じ得る、大きな力場。

『マルドゥークの偏食場パルス値、異常な増大を確認!これは――』

オペレーターがダメ押しとばかりに叩きつける、偏食場パルスの反応。
今一度、天を仰いで咆哮を上げる、赤触狼が発したのは。




「……血の、力……?」




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