214: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:00:43.56 ID:Ns/1g1At0
では何故路線変更をしたのかというと、言ってしまえばフランドールのご機嫌取りのためである。
反抗期なのかは定かではないが、フランドールは最近目立って姉に不平不満を漏らすことが多くなった。
言葉上は普通であるが、声の端々に棘が混ざり始めている。
215: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:02:35.46 ID:Ns/1g1At0
こちらからフランドールを探しに行くことはできる。
しかし彼女がどこにいるのかわからない以上、門限まで見つけることができないか、入れ違いになる可能性の方が高い。
それよりであれば、こちらは動かずに待っている方が賢い選択だろう。
無論、これはフランドールに今日中に家に帰ってくる意思があればの話になるが。
216: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:04:05.47 ID:Ns/1g1At0
レミリア「ん〜〜〜……我ながらカンペキね」
217: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:06:22.90 ID:Ns/1g1At0
218: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:07:57.40 ID:Ns/1g1At0
レミリア「……遅い」
219: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:09:38.69 ID:Ns/1g1At0
レミリア(宿題が終わっちゃったから、やることが無くなってしまったわ)ピッ
レミリア(それに、料理もすっかり冷めてしまったし……)
220: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:10:30.85 ID:Ns/1g1At0
これは非常に不味い。
門限を過ぎたら最後、フランドールは明日までこの建物から閉め出されることになり、
逆にレミリアはこの建物から一歩も外に出ることができなくなるのだ。
果たして、家に帰ることができなくなった妹は一体どのような行動を取るのだろうか。
221: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:12:15.12 ID:Ns/1g1At0
彼女の用心深さをただの杞憂だとする人がいるかもしれない。それは一理ある。
科学が全てを占めるこの街に於いて、『魔術』などただの空想上の産物に過ぎない。
現に、レミリア達が街に住み始めてから一度も『魔術』という言葉を耳にしたことは無かった。
222: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:13:53.53 ID:Ns/1g1At0
ガチャッ!
223: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:14:49.00 ID:Ns/1g1At0
レミリア「フラン、今までどこに――――」
224: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:18:27.90 ID:Ns/1g1At0
レミリア「何が――――」
フラン「――――」ダッ!
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