とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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215: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:02:35.46 ID:Ns/1g1At0

こちらからフランドールを探しに行くことはできる。
しかし彼女がどこにいるのかわからない以上、門限まで見つけることができないか、入れ違いになる可能性の方が高い。
それよりであれば、こちらは動かずに待っている方が賢い選択だろう。
無論、これはフランドールに今日中に家に帰ってくる意思があればの話になるが。



レミリア「結局、無事に帰ってくるのを待つしかないか……っと」



程良い焦げ目が付いたハンバーグを再びひっくり返しながら、レミリアはそう結論付けた。



レミリア(そろそろかしら……)



火の通り具合を見るべく、レミリアはハンバーグを爪楊枝で少し突く。
すると穴が空いた場所から、透明な肉汁が弾けながら飛び出してきた。
どうやら良く火が通っているようだ。これ以上焼くと表面が焦げてしまいそうなので、そろそろ頃合いだろう。


少し大き目の皿を棚から取り出すと、予め刻んでおいたキャベツを手早く敷き、
さらに惣菜のマッシュポテトとミニトマトを数個添える。
そしてフライパンをコンロから引き上げると、中に入っている大きなハンバーグを静かに皿に移した。
仕上げに残った肉汁をその上に少しかけて完成。パチパチという軽い音と共に、微かな白い蒸気が立ちあがる。




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