216: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/10(月) 00:04:05.47 ID:Ns/1g1At0
レミリア「ん〜〜〜……我ながらカンペキね」
料理の出来栄えを見て、レミリアはそう自賛する。思わず写真に撮ってしまいたい衝動に駆られた。
今でこそ彼女は人並みに料理を作ることができるが、学園都市に来た当初といえば、それはもう散々であった。
何故かと言えば、イギリスに居た頃は館のメイドが作ってくれていたこともあり、
彼女自ら料理をしたことなど一度も無かったからである。
そして学園都市に来て間もなく、『ここで暮らすためには自炊することも必要だろう』と考えて行動を起こした結果、物の見事に失敗。
施行錯誤の末できたヨクワカラナイモノを、冷たい目線を向ける妹の前で泣く泣く食したのは今でも鮮明に覚えている。
そんな時代と比べれば、今のレミリアの料理の腕は格段に向上している。
少なくとも、友人を呼んで料理を振る舞う位は出来るだろう。
レミリア(今度、誰かを呼んで料理を御馳走するのもいいかもしれないわね)
そんなことを考えつつ、彼女は料理が入った皿を運んで行った。
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