過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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748: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/29(月) 20:42:23.85 ID:Q5L3lQ0x0
>>747

【 ──── トラックのバックミラーに、ハイウェイの暗闇を切り裂いて、一台の車両が映り込む。】
【黒いスポーツクーペだった。レトロなホモロゲーション・マシンを当世風に再設計した、限定生産のリニューアル品。】
【影のように低い車高と空力的なボディ。V8気筒の唸るようなエンジン音が、煽り立てるようにカーゴの後ろへ張り付く】
以下略



749: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 20:50:11.51 ID:/AJabT4wo
>>748

【スーツ姿の男はその異変に気付かなかった、──── しかし、神父服の男は違う】
【例えるならば、それは "嗅覚" であった、並外れた嗅覚が、自分達を追う、別の猟犬の存在に気付いたが如く】

以下略



750: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/29(月) 21:04:38.98 ID:Q5L3lQ0x0
>>749

【 ─── 有効射には至らず。後ろに広がる夜へと、置き去られる硝煙と薬莢。忌々しげに女は眼を細めた】
【コンテナの上方に登った人影を見定めていた。 ──── ならば視線も交わされるだろうか。殺意を燃やしている類の、人殺しに特有たる青い眼光】

以下略



751: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 21:11:59.42 ID:/AJabT4wo
>>750


【運転席の男はバックミラーを確認する、白銀の長髪が鮮やかに照らし出されて、まるで銀幕から抜け出したスター】
【 "クソッタレ" ──── シモンは舌打ちをする、軽々とこなしていたが、冗談みたいな銃の腕前であった、響いた銃声】
以下略



752:合歓 ◆KWGiwP6EW2[sage saga]
2018/10/29(月) 21:22:45.15 ID:95GAXIxw0
>>746
【もう夏も終わって久しいと言うのに、妙な湿度を感じる路地裏に――少年と青年の合間程度の年頃の男が入り込む】
【ここにやって来たのは、偶然と言う訳ではなく、さりとて目の前で贄とされた"小鳥"が自分の番だった訳でもない】
【偶さか、援軍の要請が有って、偶々、近場にいた人員が自分だけだったと言うことになる】

以下略



753: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/29(月) 21:28:26.10 ID:Q5L3lQ0x0
>>751

【またも当たらず。 ─── 確認のような牽制射でこそあったが、矢張りこの距離での射撃戦では埒が開かない。そう解釈したか】
【 ─── サイドブレーキとフットブレーキを同時に引き絞り、四輪すべてが悲鳴を上げる。横合いの突撃に揺らされた巨躯の圧殺から、紙一重の速度で抜け出すならば】
【唯一そのフロント・バンパーだけが、トラックのフレームを掠めて火花を散らす。一ツ舌打ち、然して愉悦に歪む唇】
以下略



754: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 21:33:24.58 ID:/AJabT4wo
>>752


    【──── こくん、と飲み込んだ、白く華奢な喉元へつっかえる様に膨らんで】

以下略



755: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 21:41:41.49 ID:/AJabT4wo
>>753

【神父服の男が胸元から銃を取り出す、──── 巨大な自動拳銃であった、持ち歩く大砲とも言える "S&W M500" 】
【それを凌駕する存在感があった、常人であれば使いこなせない、重火器に詳しいものであれば尚更だ】
【だからこそ、その男の筋力に対して在る程度の察しが付くはずだ、──── 生半可ではない、と】
以下略



756: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/29(月) 22:01:56.24 ID:Q5L3lQ0x0
>>755

【月光に翳されるXフレームのリボルバーに碧眼は細められた。バレル長は10インチモデルか。気を大きくした駆け出しのギャングが好むか、 ──── さもなくば】
【己れと同じ、"ひとでなし"の扱う銃。そして何方が正答であるかは既に示されていた。見上げる白皙は現実味ないほどに憂いを帯びて端整で、然して殺人者のそれであるなら】

以下略



757: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 22:10:33.48 ID:/AJabT4wo
>>756

【シモンは苛立っていた、焦燥を抑える様に咥えた煙草の煙を感じようとする、それでも足りない程に】
【疫病神を引いた、よりにもよって邪魔をしに来たのがこれ程までの "規格外" であったとは】
【少なくとも彼は "戦闘員" ではない、──── これが "櫻" であったなら、 "闇狗" 達の増援も期待できたのだろうが】
以下略



758:合歓 ◆KWGiwP6EW2[sage saga]
2018/10/29(月) 22:19:42.25 ID:95GAXIxw0
>>754
そりゃ、殺すだけ殺して食わないよりはマシかな。
――いや、やっぱり悪食だよ。見てて不快感が凄い。二日酔いの朝みたいに吐きそうだ。


以下略



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