過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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757: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 22:10:33.48 ID:/AJabT4wo
>>756

【シモンは苛立っていた、焦燥を抑える様に咥えた煙草の煙を感じようとする、それでも足りない程に】
【疫病神を引いた、よりにもよって邪魔をしに来たのがこれ程までの "規格外" であったとは】
【少なくとも彼は "戦闘員" ではない、──── これが "櫻" であったなら、 "闇狗" 達の増援も期待できたのだろうが】


　　（クソッ……考えろ、この女は一体 "何処の人間" なんだ、──── ！？）
　　（フリーにしては装備が "充実しすぎている" そこらへんのマフィア崩れやチンピラとは思えない）
　　（──── 真っ先に疑うなら "機関" ──── だが、彼奴らのやり方にしては、動機が無いだろう）

　　（十中八九女は、俺たちが "悪事" をしている事に気づいている、そう、だから────）


【 "サイド" が違う、とシモンが推察した瞬間、女の顔が見えた、狂気的な笑みであった、シモンは忌々しげに舌打ち】
【しかし、次の瞬間見えた光景に目を疑った、女は "機関銃" を構えていた、──── ヤバイ、思考より先に行動が出る】
【思わずシモンは伏せた、──── 弾幕が、先程まで自分が居た運転席を抉っていく、そして】



【──── 前輪へと銃弾が殺到する、──── このまま受け続けたなら、パンクする可能性さえあった】



あり得ねぇ……これが正義のやり方かよ、──── っ 「──── 下がってろ」


　　　　　「 生憎と、俺からは全く別の臭いに感じるよ、貴様の "鉄錆びた臭い" は食欲すら湧かん 」



【トラックは速度を緩めていた、衝突するまでにまだ僅かな猶予があるだろう、──── そして】
【バスカヴィルはトラックの荷台を蹴って、クーペの後方へと着地しようとする、彼もまた、規格外の身体能力】
【目配せ、シモンは寸刻、その合図をキャッチしたなら、──── "手" でブレーキを押した、もう片方がハンドルに伸びる】


【急旋回、トラックの荷台が壁へと直撃する、──── 響く轟音が瓦礫を掻き分けて、思い切り速度を落とすだろう 】
【トラックは "横" を向いてストップする筈だ、このままクーペが突っ込んできたならば】


【その "荷台" に直撃するような、体勢で】

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