過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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749: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 20:50:11.51 ID:/AJabT4wo
>>748

【スーツ姿の男はその異変に気付かなかった、──── しかし、神父服の男は違う】
【例えるならば、それは "嗅覚" であった、並外れた嗅覚が、自分達を追う、別の猟犬の存在に気付いたが如く】


【────、いきなり横からブレーキを強く踏みつけた、タイヤが軋み、トラックが大きく右に逸れる】


【銃弾が轟音を上げてハイウェイを叩く、先程までタイヤがあった位置を軽々と突き抜けるだろう】
【助手席で男が唸る、突然の行動に、まず声を上げたのがスーツ姿であった】


っ────!! い、いきなり何を……!!


「……どうして気付いた、それに──── 走りながらとは思えない精密な射撃……」
「シモン、運転は任せたぞ、……俺がオフェンスに回る」  ──── え、何、いきなり!? ちょっと────!! 


【助手席の男は座席の上に立つ、そして、──── 徐に天井へと手を伸ばすと、まるでウエハースでも千切る様に】
【素手で天井に穴を開け、軽々しくその穴を開き、そこから外へと飛び出るだろう】
【トラックの荷台へと、悠然と歩く、──── そして、追ってきた車両へと視線を下ろした】



……──── ったく、そういう事かよ……!! 付いてねぇな……!!



【僅かばかりの蛇行の後、再びトラックは速度を上げる、運転席の男も気付いた様だ】


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