過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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754: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/29(月) 21:33:24.58 ID:/AJabT4wo
>>752


    【──── こくん、と飲み込んだ、白く華奢な喉元へつっかえる様に膨らんで】


【首筋を何度か振わせた、それはまるで流し込まれるが如く、彼女は恍惚の表情で目を伏せて】
【やがて、喉を鳴らして胃袋へ落とした、一度二度、貪るように空気を吸ったなら】
【着物の袂で口元を拭う、──── あまりにも、はしたない姿であったから】


さぁどないでしょう、 "食うのか" って聞かれはったらその通りって答えなあかんけど
そないな事はわっちには関係ない事でありんす、そもそもそれは、別に特別な事にござりんせん
主はんらが動物を食べはる様に、わっちは何でも食べはるだけやさかいに

──── 悪食や言うて非難されはっても、之ばかりはなおらへんから


【袂から取り出すは扇、口元をそれで隠して、彼女はお淑やかに笑う、口元を見せない微笑み】
【それは一種の遊女の嗜みとも言えた、或いは曲輪の身だしなみとも言える、そうして描く絵空事】
【そのどれにも現実性は存在していなかった、──── 泡沫に見る幻に近い】


主はんはええ殿方でありんす、──── そない言ってもらえはったら、女子冥利に尽きはって
わっちのお腹の中でも喜んで、わっちの栄養になってくれはるさかいに


──── 夕餉の終わりに、主はんもどうか、食べられておくんなし


【直感が訴えかける、男の右足、──── 何かヤバイ攻撃が来るのだと、警笛を鳴らす】
【正確には視線があった、野生動物が獲物に向ける目、ならばその直感とは、言わば本能】
【捕食者に向けられる意識に対する本能が、──── その "不可視" の行動への対抗策となる】

【寸刻後、その部位が "引き千切られる" 無論、その場から移動しなければ、だが】
【深く噛み付き、肉も骨も一緒に噛み千切る様な攻撃であった、──── そして、その一撃は】
【生半可な装甲や防御であれば何ら意味も為さない程に、苛烈なものであった】


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