過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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600
:
霧崎
◆KP.vGoiAyM
[sage saga]
2018/10/25(木) 23:28:15.39 ID:vMHSs+Gi0
>>599
【霧崎は脚をテーブルから下ろした。振り切ったようにタバコをもみ消して。メガネを指先で押し上げる】
―――前向きに検討しましょう。後のことはそこの若い衆に任せているのでこき使ってやってください。
以下略
601
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/25(木) 23:41:18.01 ID:IBUOjwEUo
>>600
【 ────、霧崎が出て行くまで、彼は口元を閉じている、それはまるで沈黙こそ正解だと言いたげに】
【その背中が見えなくなって、それからもうしばらく、──── 無呼吸で潜水をする感触に似ていた】
【そうして、大きく、──── 肺の底から入れ替える様に深く、息を吐くだろう】
以下略
602
:
霧崎
◆KP.vGoiAyM
[sage saga]
2018/10/26(金) 00:03:08.09 ID:zo8d34Gj0
>>601
【会長が決めたことに異議を唱えるものは居ない。誰もがその意思決定がくだされた瞬間に行動する】
【裏の世界特有の強引さで多少のトラブルも解決してしまう。スムーズにことは今後、進んでいくことだろう】
以下略
603
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 00:09:02.96 ID:E87c3u2Mo
>>602
【──── 鋭い眼光であった、射貫く様な、とはこの為にある表現だと思ってしまう程に】
【黒鉄は身震いする、暴力に恐れは感じない、──── 彼が感じ取ったのは別であった】
【それは "忠誠" これほどまでに鍛え抜かれた男達が置く、全幅の信頼】
以下略
604
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 00:21:53.76 ID:E87c3u2Mo
【──── その場所は 『水の国』 の一等地にあった】
以下略
605
:
◆1miRGmvwjU
[saga sage]
2018/10/26(金) 00:48:10.31 ID:iOCbCrj80
>>604
【 ─── 上等な黒いビジネススーツに身を包み、淡い紺色のネクタイを締めたその男は、クルミの杖をついて現れる。】
【壮年の男であった。色素の抜けかけた黒髪をオールバックに撫で付け、余りを結んで背中に垂らしていた】
【気の抜けたように垂れる目尻をしていた。それは微笑であるようにも見て取れた。ただ焦茶色の双眸ばかり、酷く炯炯としていた】
以下略
606
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 01:02:22.41 ID:E87c3u2Mo
>>605
【────、曰く "女狐"、曰く "魔女"、──── 聞く噂は悪辣に次ぐ悪辣、多くはデマや噂の範疇は超えないが】
【少女にも見えるその横顔、その年齢で "議員" である事そのものが、その存在の不気味さをかき立てる】
【前 "与党法務部長" ヨハネス=ロトゥノカイトが退任したのも、一説によると彼女の手腕であるとの事であったが】
以下略
607
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/26(金) 20:39:17.63 ID:He2YXqOA0
>>606
【老いたるダークブラウンの瞳孔に映り込んで、尚も儚げな乙女の実存。それでいて宿すのは、偏なフラジャイルのみならず】
【己れの持つ強かさと愛らしさを、十全に理解している人間の声音。 ─── 返されゆく言葉に、無精髭の顎先が小さな首肯を返す】
【成るほど高潔であると後藤は理解した。少なくともノヴレス・オブリージュの何たるかを解す女性であると認識した。然らば】
以下略
608
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 21:17:32.20 ID:E87c3u2Mo
>>607
【徐に伸ばされた指先が虚をなぞる、暗示的なその所作に、形而上の思いを携えて、然るに濡れる】
【口元へと軽く終止符を、止めどなく流るる時に嫌われて、その美貌を久遠のものにしようと】
【──── 彼女は唇の端を微かに上げる、淑女の摘むスカートの裾程に、瀟洒な装いで】
以下略
609
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/26(金) 23:09:42.15 ID:iOCbCrj80
>>608
【「或いは心身二元論への反駁にも成るのでしょうかね。」 ── 人体は自ら発条を巻く機械であり、永久運動の生きた見本である】
【然して今や精神にのみ実在を得る虚神たちにとって、新たなる親和/神話によって得た肉体とは、如何許りの影響を与えたのか】
【語られる通り最早それは不可知であった。 ─── 仮説なき確かな事実は、嵯峨野鳴海を彼らは敵と見ているのだという害意。】
以下略
610
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 23:25:34.74 ID:E87c3u2Mo
>>609
【イスラフィールは暫し、その書物について語るゴトウの姿を見ていた、辿る言葉は概ね真実を辿り】
【けれども所々に裏返しがあった、現実に沿って歩いていた筈が、いつの間にか虚構へと迷い着く様に】
【──── 何もおかしな事はない、ただメビウスの輪の如く、その二つが捻れて存在していただけだから】
以下略
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