過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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601: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/25(木) 23:41:18.01 ID:IBUOjwEUo
>>600

【　────、霧崎が出て行くまで、彼は口元を閉じている、それはまるで沈黙こそ正解だと言いたげに】
【その背中が見えなくなって、それからもうしばらく、──── 無呼吸で潜水をする感触に似ていた】
【そうして、大きく、──── 肺の底から入れ替える様に深く、息を吐くだろう】


ふぅ────……

　　　　（何だよあの馬鹿げた威圧感は……これが "富嶽会" ──── その "二代目" ）
　　　　　　　　　　　　　（見た目に騙されちゃいけないな……あと少し油断していたら、拙かった……）


【新たな煙草に火を付ける、スイッチの入った富嶽会の人員は、圧倒的な事務処理能力を見せつけるのだろう】
【少なくとも彼はそれに従事する事が出来た、それは互いにとっての "幸運" に相応しい】
【とんとん拍子に進む話ほど痛快なものはなく、同時につまらないものは存在しない】


──── 取り敢えず此方から提示する条件は、こんな感じですね、──── 宜しければ直ぐにでも
何分 "買い手" が殺到してますので、些か需要が過多になりつつあるのが現状です

"仕入れ" の方も上手くやってくれたら、よりビジネスの規模が大きくなるのですが


【黒鉄からの申し出は "水の国内に於ける港の確保" 並びに "港周辺での安全保障" であった】
【 "櫻の国" 内部から運ぶ "密輸船" が密かに着船出来る土地、加えて内地への運搬までの警備】
【武器輸入のノウハウを使えば造作もない事であろう、或いは "D.R.U.G.S." 指揮下で行われた】

【──── 半ば強制的な麻薬取引の際の経験もまた、富嶽会には残っている筈だ】

【一方で "ヨシビ商会" 側からは取引の度に "手数料" という形で売り上げの一部を富嶽会に上納する】
【黒鉄の持ってきたデータは右肩上がりの "取引量" を示していた、将来を有望視するには十分な程に】
【上がり続ける利益を回収できるのは、富嶽会としても大きなうまみと言えるだろうか】

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