過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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600:霧崎 ◆KP.vGoiAyM[sage saga]
2018/10/25(木) 23:28:15.39 ID:vMHSs+Gi0
>>599

【霧崎は脚をテーブルから下ろした。振り切ったようにタバコをもみ消して。メガネを指先で押し上げる】

―――前向きに検討しましょう。後のことはそこの若い衆に任せているのでこき使ってやってください。
同郷の士とあらば、無視できないってのが人情でしょう。

【霧崎は立ち上がって、壁にかかっている時計をちらりとみた。ほんの時間しか経っていない。だがこれほど】
【長く感じるのもなかなか無いだろう。相手の腹の中は全ては見えなかっただが、都合のいい言葉は引き出せた】

【もしそれが相手がこちらの意図を読み取ったものであったなら。それはそれでいい。それぐらい賢い相手なら】
【馬鹿げた賢しい真似もしないだろう。ビジネスは淡々と行われる。あとはこの取引がヨシビの利益の何%分になるかだ】
【その割合が大きければ大きいほど富嶽会の影響力は増す。そこは今後調査していかなければならない】
【それに、霧崎としては他の思惑もあった】

近い内に、大きいヤマがありまして。まあ、時勢が時勢なもんで、うちの若いのもそんなには使えないんですよ。
なんせ相手は国なもんですから。――――虎か狼か。櫻の怪談話も久しぶりに聴きたいものですね。

【それだけ言い残せば、何の挨拶もなしに霧崎は事務所をあとにすることだろう】
【残るは彼女の名刺。そして、ビジネスは一般の表の企業じゃありえないスピードで進んでいくだろう】


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