過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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459
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/24(金) 00:08:10.90 ID:oyk0tgxG0
>>457
【「 ……… 不条理詩みたいだねえ。」ぽつり、と呟く。意味のなさない言葉の列挙。意味を持ってしまった猿のタイプライター。】
【彼は夢見がちな革命家としての気質を多分に持ち合わせた男だった。 ─── 流離する思考の行く先を留めおく人間がいなければ、雲居の彼方に泳ぎ消えてしまうような】
【然るに今の彼にとっては眼前の少女は不可欠の存在であった。ともすれば荒唐無稽な結論に至りかねない自身の論理を、然るべき位置にて導きうる存在。】
以下略
460
:
名無しのパー速民
[sage saga]
2018/08/24(金) 00:13:56.20 ID:lSjHuCB/0
>>458
【手を離すのなら、幼子の手は一瞬中空に取り残されるのだろう。それはどこか痛みの中にある優しさをもう少しだけ追いかけていたいように、】
【まだあどけない子供であった。リンネという人物がどれくらい行方をくらましているのかは分からずとも、――"こう"しようと判断する程度の時間は、経っているに違いない】
【ヒトではないといえど見てくれは幼い女の子であったから。――そうしてその手を今度は優しく握り返されたなら、にまと笑うのだろう、今度は痛くないのだから】
以下略
461
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/24(金) 00:21:28.79 ID:MIcYG7Nfo
>>459
【リーイェンは画面の中で嘆息していた、無表情が更に、その色合いを強める】
以下略
462
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/24(金) 00:25:20.50 ID:MIcYG7Nfo
>>460
【──── それは彼女のエゴかもしれず、或いはきっとエゴに違いなかった】
【彼女は彼女の理由を以て保護をする、そこにユーイの判断は関わらず】
【決定的に徹底的に、彼女は自分の価値観に従って動いてしまうのだから】
以下略
463
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/24(金) 00:39:16.46 ID:oyk0tgxG0
>>461
【「脳みそだけになった人間に機械の身体を与えて生き永らえさせたりもするしね。」 ─── 仮に人間の罪を消せたのならば】
【最早それは人間と呼ぶことはできないのだろう。汚れたものを切り捨てた先に残っているものが果たして何だというのだろう。】
【そしてその後ろ暗さから目を背け続けた結果が、"巡礼の年"の失敗であるに違いなかった。同じ過ちを同じ形で繰り返すほど彼らは愚かではない。】
以下略
464
:
名無しのパー速民
[sage saga]
2018/08/24(金) 00:40:43.67 ID:lSjHuCB/0
>>462
【幼子はそのわずかにオレンジがかった黄色の瞳をぱちくりと瞬かすのだろう、それから、少し、考える素振りをする】
【その脳裏で相手の言葉を理解していく――ならば、"それ"そのものには問題がないように思えた、だって、自分を連れて帰った少女は今居なくて】
【みな餌に困窮している。自分は上手に餌が獲れているからいいけれど――それでもそれもいつまで続くものなのかは分からなかった、それならば、】
以下略
465
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/24(金) 11:13:47.84 ID:QP4lzb7Qo
>>463
【結実としては存分に筋が通っていた、だからこそリーイェンはゴトウの結末に反応を曇らせる】
【それをそのものとして取るには、些か私達は虚実を共にしてきたと言わんばかりに】
【隙間に浮かぶ哀れみを、そうと捉えるには如何にも解釈出来るからこそ】
以下略
466
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/24(金) 22:45:44.06 ID:QC1iynXo0
>>465
【 ──── 膚の下。音もなく頸動脈に爪を立てるような声だった。されど主観時間のホワイトノイズは、世界に微かな焼き付きを残したに過ぎず】
【であればゴトウはそれに拘泥しようとはしなかった。枯れた笑いを頬に浮かべるのみだった。 ─── それでも、確かにその瞬間は、彼の記憶野に遺留されて。】
以下略
467
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/26(日) 13:17:30.42 ID:LKOtrFv5o
>>466
【若草一つ分の沈黙を重ねて、紡ぐ言葉の音律は病葉──── 少しだけの陰鬱さがそこにはあった】
以下略
468
:
◆S6ROLCWdjI
[sage saga]
2018/08/26(日) 20:30:39.73 ID:e2v1aF8M0
【路地裏】
【ひどく現実離れした話題の行き交う昨今においては、逆に安心感すら覚えさせるほどに】
【その場所は死のにおいに満ちていた。鉄錆と、切り拓かれた肉の香。むせかえるまでに、執拗に】
【まだまだ続く残暑の余韻に混ざればそれはますますひどくなった。一吸いするだけで嘔吐を誘う。そんな場所】
以下略
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