過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/23(木) 22:52:09.07 ID:2OA2sAQt0
>>449
【なぜに彼は"正義"を標榜するのか。 ─── 彼の部下にさえそれが語られる事はなかった。その過去について、彼は多くを語らず】
【「 ─── 前、ミレーユ君が"後藤さんが妙なアクセスしてる"とか言ってたの、君の仕業か。 ……… ま、いいんだけど、さ。」そしてまた、今は語る必要もないのだろう。】
【少なくとも虚神と相対する間、彼の信義が揺らぐ事はないと、後藤は自負してやまなかった。その程度には彼もまた狂っていたから】
以下略
452
:
名無しのパー速民
[sage saga]
2018/08/23(木) 22:57:07.53 ID:jODBTHOP0
>>450
【――怒声にびくりと身体を震わせた幼子は、けれど、その非道い言葉の意味までは手繰れなかったのだろう、ゆえに、ただ、そこに立ち尽くしてしまう】
【それでも向けられた声の鋭さと場の雰囲気に、自分が責められていると言うのは分かったらしかった。しかしてそれに対応する言葉を思い出せやしないなら】
【あどけない顔を歪めて威嚇するように歯を剥く――そうすればやはりと言うべきだろうか。そこには人間と言い張るには少し鋭すぎる牙が覗いて】
以下略
453
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/23(木) 23:05:16.42 ID:NTZcU/Lso
>>451
【而して其れは邪道な話でしかない、あくまでも本筋から離れた幕間の物語でしかなく】
【それ故にリーイェンはその内容を仮定だと言い切る、それは同時に命題に成り得ない】
【不必要な前提であった、それを認めるならば前件肯定も裸足で逃げ出してしまう】
以下略
454
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/23(木) 23:15:11.88 ID:NTZcU/Lso
>>452
【大丈夫、大丈夫、とイスラフィールは何度も小声でユーイに声を掛ける、規則正しいリズムで】
【微かに震えていた、その揺れをユーイだけが辿れるだろう、その勇気はきっと不確か】
【それでも振り絞った言葉ははっきりと紡がれる、怜悧な双眸が男へと向いて】
以下略
455
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/23(木) 23:35:25.74 ID:2OA2sAQt0
>>453
「成る程。 ……… 目的を持たない神、か。白神鈴音とよく似ているじゃないか。 」「自然現象や物理法則の類だな。」
「然るに誰にでも援用されうる、か。 ──── であれば案外、彼女もまた、ごく個人的な目的の為に動いているのかもしれないね。」
以下略
456
:
名無しのパー速民
[sage saga]
2018/08/23(木) 23:36:42.28 ID:jODBTHOP0
>>454
【少し窮屈な帽子に裾の長くて邪魔なワンピース。それがいつか幼子が"リンネ"に与えられた服であった、他のはまた今度買おうね、と言って】
【嫌いだった。身体がじりじりって締め付けられるみたいで。だから帽子だなんてすぐ取りたかった、――けれどそういうときにあの少女は決まって、その手を抑えて】
【お家や、或いは信じている人にしか見せちゃいけない、と、言うのだった。そうしていつも少しだけ悲しそうに笑って、「お帽子が要らないように、するからね」】
以下略
457
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/23(木) 23:48:27.77 ID:NTZcU/Lso
>>455
【やはり、と内心リーイェンは思う、ゴトウの思考法は常人より数段上の位置に在る】
【或る意味で度量が深いと表現すべきであった、柔軟な思考に支えられた其れは】
【どんな低い確率であっても、あり得るならばあり得ると捉えている様にも思えた】
以下略
458
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/23(木) 23:56:01.01 ID:NTZcU/Lso
>>456
【──── 彼女は言葉を探した、けれども上手く言えなくて】
【痛いという言葉の響きを、ただ盲目的に信じるみたいに、思わずぱっと手を果たして】
【しゅん、と目尻を垂らして──── 言葉を少しだけ言いよどんだ】
以下略
459
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/24(金) 00:08:10.90 ID:oyk0tgxG0
>>457
【「 ……… 不条理詩みたいだねえ。」ぽつり、と呟く。意味のなさない言葉の列挙。意味を持ってしまった猿のタイプライター。】
【彼は夢見がちな革命家としての気質を多分に持ち合わせた男だった。 ─── 流離する思考の行く先を留めおく人間がいなければ、雲居の彼方に泳ぎ消えてしまうような】
【然るに今の彼にとっては眼前の少女は不可欠の存在であった。ともすれば荒唐無稽な結論に至りかねない自身の論理を、然るべき位置にて導きうる存在。】
以下略
460
:
名無しのパー速民
[sage saga]
2018/08/24(金) 00:13:56.20 ID:lSjHuCB/0
>>458
【手を離すのなら、幼子の手は一瞬中空に取り残されるのだろう。それはどこか痛みの中にある優しさをもう少しだけ追いかけていたいように、】
【まだあどけない子供であった。リンネという人物がどれくらい行方をくらましているのかは分からずとも、――"こう"しようと判断する程度の時間は、経っているに違いない】
【ヒトではないといえど見てくれは幼い女の子であったから。――そうしてその手を今度は優しく握り返されたなら、にまと笑うのだろう、今度は痛くないのだから】
以下略
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