50: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:45:23.42 ID:acICW3jd0
手綱を手繰り寄せ、サラマンダーをゆっくりと洞の辺へと着地させる。素直でええ子やホンマ。連れて帰りたい
洞の内部からは、『ゴオオ』と低い音が聞こえてくる。風か、もしくは水が流れる音が反響しているのだろう
<パリラ
51: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:46:39.00 ID:acICW3jd0
瑞鶴「何かマズイの?」
( T)「感覚遮断落とし穴の原作はかなりマズかったよ」
瑞鶴「具体的に説明しなさいよ。ちっともピンとこないんだけど?」
52: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:47:23.70 ID:acICW3jd0
初月「瑞、フッ……瑞鶴ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!アハハハハ!!!!!!」
五十鈴「笑うな!!」
瑞鶴「いやっ……面白すぎる……クフッ、フッ……!!」
53: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:49:44.88 ID:acICW3jd0
あいつが落ちてそう経っていない。いくらドジっ子の瑞鶴でも、泳ぎができないほどボンクラじゃない
洞内を照らしながら、どこかに変化が無いか見渡してみる。すると、少し先で大きなあぶくが浮き上がった
初月「あぶくが浮き上がったッ!!左後ろだァーーーーーーーーーーッ!!!!!」
54: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:50:59.27 ID:acICW3jd0
(;T)そ「ヘブッ!?」
瑞鶴「あいたっ!!」
五十鈴「グッ……!!」
55: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:51:37.08 ID:acICW3jd0
瑞鶴「とにかく、二人が落ち着くまで休憩しましょうよ……」
初月「そうしてえのは山々の山なんだがな……」
瑞鶴「何?」
56: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:53:26.67 ID:acICW3jd0
初月「ああもうそのまま追え!!また変なのに引っ掛かったら堪ったもんじゃねえ!!」
五十鈴「わ、わかった!!でも僕じゃ止められないかもしれない!!」
初月「感覚遮断落とし穴って言えば勝手に止まる!!」
57: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:54:14.22 ID:acICW3jd0
堰を切ったように穴という穴から飛び出してくるバニーおじさんの大群。一人だけならおふざけで済んでも、数百はくだらない人数となれば悪夢に等しい。なんだその股の食い込みは
それに今はこの俺だって初月の姿だ。捕まれば何されるかわかったもんじゃない。借りた物は綺麗なまま返すのが人としての礼儀ってもんだ。R指定には決してさせない ※Creepy Nutsではない
「「「「「パリラ!!!!!!!!」」」」」
58: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:54:50.81 ID:acICW3jd0
初月「瑞鶴ゴリ押せ!!エロトラップ如きで参る俺の肉体じゃねえ!!」
(;T)そ「具体的には!?」
初月「ジタバタしろ!!五十鈴!!時間を稼……」
59: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:56:09.35 ID:acICW3jd0
瑞鶴の方へと向き直ると、既に腕だけ残して穴の中へと引き摺り込まれているではないか。もう終盤じゃんこんな……親指立ててんじゃねえ!!!!!!!
初月も懸命に腕を掴んで引っこ抜こうとするが、抵抗虚しくズルズルと飲み込まれていく
五十鈴「うわっ!?」
60: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 09:02:02.94 ID:acICW3jd0
飲み込まれた二人に続いて、俺たちも穴へと飛び込む。虎穴に入らずんば何とやらだ
穴の中はパイプ状の滑り台になっており、ウォータースライダーのように勢いよく滑り落ちていく。何が下半身の感覚が無いだ
何度かのカーブと、フリッジのような螺旋を味わった後―――――
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