53: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:49:44.88 ID:acICW3jd0
あいつが落ちてそう経っていない。いくらドジっ子の瑞鶴でも、泳ぎができないほどボンクラじゃない
洞内を照らしながら、どこかに変化が無いか見渡してみる。すると、少し先で大きなあぶくが浮き上がった
初月「あぶくが浮き上がったッ!!左後ろだァーーーーーーーーーーッ!!!!!」
五十鈴「僕が行く!!二人は待っていてくれ!!」
初月は大きく息を吸い込んで潜水した。ここで俺が行ってしまえば、『光』という導を失って逸れてしまう
彼女の判断は間違っていないが、先陣を斬れないというのはやはりもどかしい
瑞鶴「……」
初月「……」
暫しの静寂の後、再び泡が激しく浮き上がる。やや遅れて、水面が『緑色』に染まり始めた
瑞鶴「うわっなにこれ……提督の身体の血?」
初月「俺の血は何色だーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
南斗水鳥拳が出たふざけてる場合じゃない。助太刀に行くべきか迷っている間に、濁った水面が膨れ上がり―――――
五十鈴「ブハッ!!」
(;T)「オゲェーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
二人が浮上した。鳴き声汚っ……
初月「大丈b 五十鈴「今すぐ逃げるぞ!!!!!!!」
問題は継続中らしい。水中を覗いてみると、底から何か『大きなもの』が迫ってきていた
初月「全員、瑞鶴にしがみつけ!!」
瑞鶴「どうする気!?」
初月「黙ってろ舌噛むぞ!!」
説明する時間はない。杖の先端を、足先へ迫る『大きなもの』へと向ける。一か八かだ。上手くいってくれ
初月「ボンバーダァァァアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
水中で『爆破魔法』を放つ。これまでとは違って、使用者と魔法の着弾点の間には『水』という質量が存在する
つまり爆破の影響として、水に大きな運動エネルギーが発生する。それを利用して―――――
(;T)そ「ホゲェーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
水面から宙へと飛び立った。ホゲーて
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