剣聖が鍛冶屋を営むようです
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54:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:19:19.63 ID:ooz0TknnO
多少平静を取り戻したのか、少女は椅子にちょこんと座っている。その視線は怯えきっているが。
何故自分が極悪人みたいな扱いを受けているのか。心中で神にありったけの呪詛をぶち撒け、何があってあんなところにいたのか、とステラは質問した。

「…そ、その…。私の魔法は、ですね。色々な物を生み出せるんです。雪、とか。砂糖、とか。…あと、宝石やお薬も、です」

以下略 AAS



55:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:19:58.34 ID:QySWgU/zO
さて、ネージュの事情が解ったところでどうするか。ステラは頭を悩ませる。
ぶっちゃけ、ネージュを衛兵に引き渡してしょっ引くのは簡単なことだ。不法占拠していたのは事実なのだから、言い逃れはできまい。

だが、ここまで踏んだり蹴ったりな目に遭わせるのは流石に気が引けるものだ。
天涯孤独の身となった子供の末路など想像に難くない。自分のように大成するのは奇跡的としか言いようがないほどにレアケースなのだ。
以下略 AAS



56:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:20:38.15 ID:AQNolG30O
ステラは徐に、一枚の書類を取り出した。魔力の込められたインクで書かれたそれは、【魔道の契約書】と呼ばれる物だ。
魔法使いが眷属との間に交わす契約魔法。それをより簡単に、誰とでも交わせるようにした物である。お値段は一枚1万コル。
従業員に夜逃げを繰り返された商人が痺れを切らし、親友に土下座して作ってもらったのが始まりとされる。
契約そのものに強制力は無いが、不履行した場合はペナルティで大変なことになる。人によっては普通に死んだりするので、結果的に契約を強制させている。
ステラが予め記入している内容は以下の通り。
以下略 AAS



57:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:21:40.20 ID:HVwrveoKO
「な、なんで私をそんなに助けてくれるんですか!?何が狙いなんですっ!?」

何が狙いだと訊かれても。店を開けようにも従業員が一人もいなくて困っているのだ。
一人分の採用の手間が省けるのだからやらない手は無い。彼女の力に頼らなくても金なんて働けばいくらでも稼げる。
まさか自分が変なことでもさせようと思っているのだろうか。契約内容にも記した通り、そんなことをしたらペナルティ待ったなしなのだが。
以下略 AAS



58:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:22:38.55 ID:HVwrveoKO
「………」

そんなにじっと見られてもこちらが困る。これ以上何を質問されても答えは変わらない。いくら疑ったところで徒労に終わると思うが。
じっとりとした視線を向けること数秒。諦めたのか。それとも、踏ん切りが付いたのか。
ネージュはたどたどしい字で自分の名前を書いた。
以下略 AAS



59:名無しNIPPER[sage]
2024/02/26(月) 07:33:43.47 ID:xGtNi7WDO
乙です


60:名無しNIPPER[sage]
2024/02/26(月) 09:18:02.74 ID:d5X025kao
おつ
ネージュこいつ意外と強かだな?


61:名無しNIPPER[saga]
2024/02/27(火) 20:36:05.47 ID:6zZX8g65O
書き溜めた分を投下します。他二人の加入はもう少しお待ちください。


62:名無しNIPPER[saga]
2024/02/27(火) 20:36:44.52 ID:6zZX8g65O
ネージュを空き部屋に押し込んだステラは、気を取り直して外郭区へと向かう。
そんな乱暴な扱いでいいのかと疑問に思う人もいるかもしれないが問題ない。何故なら。

『あっ!この部屋暗いし荷物ばっかで狭くていい!安心する!!!』

以下略 AAS



63:名無しNIPPER[saga]
2024/02/27(火) 20:37:16.76 ID:6zZX8g65O
「わぁ〜!美味しい!さっきのステラさんのご飯がゴミに感じます!」

まとめ買いのサービスにもらったチキンナゲットをネージュにあげたのだが、こんな感想が返ってきた。
あまりにも失礼なネージュの物言いだが、正鵠を得ているので何も言い返せない。
断じてあれは食べ物ではない。火の通った食用生ゴミである。ゴミのようなではなくゴミそのものなのだ。そこら辺は絶対に履き違えてはならない。
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[saga]
2024/02/27(火) 20:37:44.00 ID:6zZX8g65O
「………!!んぅ〜!!!!!」

ネージュも気に入っているのだろう。満足ピザを口の中に放り込み、飲み込んだらすぐ次の切れ端に手を出している。
目に付いた物を片っ端から食べているようだ。今の彼女なら大食い選手権にも出れるかもしれない。

以下略 AAS



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