63:名無しNIPPER[saga]
2024/02/27(火) 20:37:16.76 ID:6zZX8g65O
「わぁ〜!美味しい!さっきのステラさんのご飯がゴミに感じます!」
まとめ買いのサービスにもらったチキンナゲットをネージュにあげたのだが、こんな感想が返ってきた。
あまりにも失礼なネージュの物言いだが、正鵠を得ているので何も言い返せない。
断じてあれは食べ物ではない。火の通った食用生ゴミである。ゴミのようなではなくゴミそのものなのだ。そこら辺は絶対に履き違えてはならない。
ボロクソに言われた失敗作はともかく。ステラは熱々のピザを包丁で切り分ける。
焼き立てのピザからは湯気が立ち上り、切り離そうと生地を持てばチーズが伸びて匂いが鼻腔をくすぐる。これには期待せずにいられない。
「育ち盛りの子供にこそいっぱい食べさせるべきだと思ぎゃー!!!頭ががががが!!!!」
きちんと半分こにしたのに文句を垂れたガキンチョに手刀をぶち込み、ステラは満足ピザを齧る。
じっくりと焼き上げられた生地のパリパリモチモチとした食感。トマトソースの爽やかな酸味。チーズの濃厚なコク。そして、主役であるサラミの暴力的な旨味。
それらが順番に主張しては消えていく。まさに生地と具材の四重奏である。各々の味が喧嘩することなく調和している見事なマリアージュだ。
匠の技に舌鼓を打たずにはいられない。これは確かに万人が満足すること間違いない。なんならこれだけで生きていける気がする。
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