58:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:22:38.55 ID:HVwrveoKO
「………」
そんなにじっと見られてもこちらが困る。これ以上何を質問されても答えは変わらない。いくら疑ったところで徒労に終わると思うが。
じっとりとした視線を向けること数秒。諦めたのか。それとも、踏ん切りが付いたのか。
ネージュはたどたどしい字で自分の名前を書いた。
「…変なことしたら逃げますからね。絶対逃げ出してやりますから!!ね!!!!!」
心配しなくてもそんなことはしないしできない。契約書の記述を忘れたのだろうか。
しかし、彼女の住居はどうしようか。少しの間考えるも、ステラの冴えた頭脳がすぐに解決策を思いつく。
身の安全を保証するなら同居するのが一番手っ取り早くて確実だ。昔とは違い、今の自分には力がある。故郷の二の舞にはならないはずだ。
「い、一緒に住むんですか!?一つ屋根の下で!?!?なら別の部屋を希望します!!!!!!!!!!」
喧しい同居人をあしらうステラの顔は、いつになく穏やかだった。
その理由は、従業員が増えただけではないだろう。きっと。
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