825: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:31:18.25 ID:9oar5n900
私は簡潔に返事をして、踵を返す。
菜々「ちょっと疲れてるから……部屋で休むね」
826: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:31:57.22 ID:9oar5n900
──────
────
──
827: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:32:51.83 ID:9oar5n900
「──“バレットパンチ”!!」
「ハッサムッ!!!!」
「サマヨォッ!!!!?」
828: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:33:25.80 ID:9oar5n900
今までポケモンをほぼ見たことすらなかった私にとって、その経験は今までの人生全ての価値観をひっくり返してしまうほどに、衝撃的だったのは言うまでもない。
この頃には、両親がポケモン嫌いなことに気付いていたものの……私は湧き上がる好奇心とトレーナーへの強い憧れを抑えることが出来なかった。
829: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:34:24.48 ID:9oar5n900
父の声だった。
菜々「は、はい……!」
830: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:35:51.35 ID:9oar5n900
──ああ、私……なんで説得出来るなんて思い上がってしまったんだろう。
取り付く島なんて、どこにもなかった。
831: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:36:49.51 ID:9oar5n900
真姫『今は寮?』
菜々「いえ、実家です」
832: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:37:42.66 ID:9oar5n900
──菜々と出会ったのは、ローズシティの外周区にあるポケモンバトル施設でのことだった。
私はローズジムのジムリーダーとして、たまに街のバトル施設に視察に赴くことがある。
833: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:38:16.47 ID:9oar5n900
🍅 🍅 🍅
834: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/09(金) 12:39:08.63 ID:9oar5n900
真姫「ふふ、やっと笑った」
菜々「え……?」
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