エンド・オブ・ジャパンのようです
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291: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/02(金) 00:00:33.66 ID:Aw4fNQD/0
「……因みに、海自や鎮守府関係者の間でもなかなか有名よ、アリサさんは」

さり気なく阿音から行われた目配せの意味を察知し、私も後を受けて便乗する。

……まっ、今し方助けて貰った恩があるからメンタルケアぐらいは吝かじゃないわ。それに、別段嘘はつかないし。
以下略 AAS



292:名無しNIPPER[sage saga]
2024/08/02(金) 13:05:42.60 ID:mbtn+/ec0
更新おつです


293:名無しNIPPER[sage]
2024/08/05(月) 01:28:32.82 ID:jCyH7wwuo
続き来てた!また楽しみに待ってます!


294: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 21:56:19.71 ID:A23xFse80
……さて。

和気藹々とした“ガールズトーク”で緊張はほぐれ、僅かな時間だけどそれこそしっかりまともな休息を取ることができた。

それじゃ、憩いの時間は終わり。仕事を再開しなくちゃね。
以下略 AAS



295: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2024/08/07(水) 21:57:45.23 ID:A23xFse80
そう。私の“勘”が激しく打ち鳴らした警鐘も、冷静に辿れば異様なまでの士気の高さ以外で出所は今阿音が指摘した内容だ。

西住さんがこの陣地の指揮官に“なってしまった”ことは、最早やむを得ない。自身の無力さに悔いと苛立ちはあっても、周りであれ本人であれ取った選択肢そのものに目くじらを立てるのはただの八つ当たりよ。

一介の女子学生でしかない本人はともかく、周りの“大人”は止めるべきだった。……なんてことをしたり顔でほざく「専門家」は後を絶たないでしょうけど、「現場の人間」から言わせて貰えばそんなもんは無責任極まりない傍観者の結果論でしか無いわ。
以下略 AAS



296: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 21:59:18.02 ID:A23xFse80
先ず前者、負傷者の回復。確かに陣地の戦闘人員が潤沢とは言い難いことは理解できるけど、それでも明確に予備兵力と呼べる存在はいる。西住さんがチ級にハッタリかます際に“門”付近で待機させた、50人ほどの集団がソレだ。
負傷者・戦闘不能者の人数は見たところせいぜい20人前後、しかも重篤者は殆どいなかった。

防衛体制を整えるだけなら、これらを入れ替えれば済むはず。わざわざ非戦闘員をこっちから投入してまで急ピッチで治療させる意味合いは、限りなく薄い。
寧ろその只中に突然チ級が乗り込んできたり【暴徒】や【寄生体】が紛れ込み侵入していれば、混乱はより拡大する。あの時点における再襲撃の可能性が何処まで0に近くとも、“防衛”に当たって余分な動きを挟む理由にはならない筈だ。
以下略 AAS



297: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 22:02:13.79 ID:A23xFse80
「………OK!」

アリサさんは瞑目し俯きながら、私と阿音が代る代る口にする“推理”を聞いていた。やがてこちらが語り終わると、大きく笑みを浮かべ瞳を見開き、ハタと両膝を打つ。

└(*゚ヮ゚*)┘〜゚
以下略 AAS



298: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 22:05:37.90 ID:A23xFse80
「ねえムラクモ、サスガ二等陸尉殿。貴女達はニシズミが“ナニカをやらかそうとしてる”事までは察したけど、恐らくその度合を見誤ってるわ。

嗚呼、別に責めてるわけじゃないのよ?だって、一介の女子高生が自発的に並み居るモンスター共と渡り合って制圧された学園艦を“奪還”しようだなんて、ハリウッド映画の脚本並みに十分ブッ飛んでるもの」

「……ええ、そうね。私も、多分阿音も“ソコ”がたどり着いた結論だったわ」
以下略 AAS



299: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 22:09:01.98 ID:A23xFse80
.




以下略 AAS



300: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 22:18:13.79 ID:A23xFse80
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以下略 AAS



301: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2024/08/07(水) 22:23:10.19 ID:oOsw4SQ90
本校舎の高等部及び中等部女生徒を中心に、観光客や一般居住者、教員など、数にして400人に少し届かない程度。これは“地表”部分にいる人数で、本来弾薬や予備部品をしまう地下の収納スペースに、まだ小さな子供やお年寄りの人、傷病者等100人ほど。

恐らくはその全員が、今し方保安官の一人がもたらした“【暴徒】及び深海棲艦の撃退”という報告に沸き立った。

格納庫自体が、物理的に揺れているように思えるほどの歓声。比較的気力・体力が残っている一部女子生徒や男性教諭なんかは、立ちあがって舞い踊らんばかりに歓喜を爆発させている。
以下略 AAS



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