ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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84:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:55:10.98 ID:XVB8s0iW0
しかしどのような都合であろうと
これがアンブラ・ルーメンという二大氏族の不均衡をもたらしたのも事実であり、
様々な摩擦を生じさせた。

主神派に対し、両族に対等に接していた魔神派は常々不満を述べ、
以下略 AAS



85:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:55:51.83 ID:XVB8s0iW0

この世界観の相違は当初、互いに寛容さをもって違いを認めたため、
表向きには大きな問題にはならなかった。
しかし前述の待遇の不均衡という状況が重なった今、
この封じられていた反感がアンブラ族で表面化していった。
以下略 AAS



86:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:56:25.12 ID:XVB8s0iW0

こうしたアンブラ族の魔への傾倒は、
当然ながら主神派に強い反感を抱かせた。
ただ、さすがに主神派自身の采配が招いた失敗であることも明らかであり、
その自省が彼らを自制させ、この時はひとまず静観に留まらせた。
以下略 AAS



87:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:57:09.82 ID:XVB8s0iW0
今回ばかりは、主神派も自分たちの過ちを認めるしかなかった。
ジュベレウス復活のため光の属性を優遇した結果、
かえって闇が増大してしまったのだから。

ただし、アンブラ族の魔への傾倒は副次的ながら益もあった。
以下略 AAS



88:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:57:37.33 ID:XVB8s0iW0

そして最後に、討伐した悪魔の魂や亡骸等は
魔界由来の有益な資源であるという実利である。

中でも特殊能力を有する悪魔は、
以下略 AAS



89:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:58:26.86 ID:XVB8s0iW0
14 『クリフォトの樹』

かの魔界植物はある時から、
人間界にまで根を下ろし、そして人間を捕食対象とし、
その血を糧とする生態を獲得した。
以下略 AAS



90:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:59:05.81 ID:XVB8s0iW0
こうも大規模になれば当然、
アンブラ族ら人間界側もすぐに事を認識し、
悪魔たちの「農業」を優先的に阻止しようとした。

だが人間界の側からでは、この樹の排除には限界があった。
以下略 AAS



91:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:59:32.70 ID:XVB8s0iW0
15 『魔王の果実』

ある時、もっとも成長していた樹が『実』を生じさせ、
それを食した悪魔が劇的な力の向上を見せた。

以下略 AAS



92:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:59:59.06 ID:XVB8s0iW0

そうして『果実』を巡る大騒乱が始まった。

多くの悪魔がこぞって樹を育てようとし、
また競争相手の樹を破壊して妨害、
以下略 AAS



93:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:00:32.98 ID:XVB8s0iW0

とはいえ、もちろん最後まで傍観するつもりはなかった。

侵犯者らも果実の力に惹かれていたのは同じであり、
くわえてアルゴサクス、アビゲイル、
以下略 AAS



94:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:01:10.09 ID:XVB8s0iW0
そうしてついにその時が訪れた。

この侵犯者同士の果実競争においては、
武力も当然重要であるが、
第一には情報収集と行動の早さが帰趨を決した。
以下略 AAS



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