ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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289:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:33:59.66 ID:XVB8s0iW0

しかし完璧とまではいかなかった。
スパーダは「創造」を極限まで鈍化させはしたが、
完全な機能停止に追いこむことはできなかった。

以下略 AAS



290:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:35:01.35 ID:XVB8s0iW0

これもまた、この極限の戦いの中で垣間見えた未来の一つであった。
そしてスパーダ同様、この未来はムンドゥスにも見えており、
彼は敗北の瞬間にありながら悪辣に笑った。

以下略 AAS



291:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:36:11.77 ID:XVB8s0iW0

それは人間の「愛」を知ったが故の、
「愛」を標的にした復讐の決意。
スパーダの心理を理解したからこその、
スパーダがもっとも恐れる形の悪意を示した形だった。
以下略 AAS



292:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:36:52.91 ID:XVB8s0iW0

こうして戦いは終わった。
魔帝による人間界侵略は阻止され、
魔帝、そして魔族そのものが、
魔界史上初めてとなる完全敗北を喫した。
以下略 AAS



293:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:37:20.35 ID:XVB8s0iW0

8  また逢う日まで

魔帝軍が殲滅、そして魔帝が敗北。
それもスパーダただ一人によって。
以下略 AAS



294:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:37:47.28 ID:XVB8s0iW0

それゆえ、帰還したスパーダが
天界・人間界諸勢力との話し合いを打診した時も、
彼らは決闘の申し出のように受けとって臨戦態勢を取るほどだった。

以下略 AAS



295:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:38:26.83 ID:XVB8s0iW0

定められた会談の場所は、
かつてエーシルが座した霊峰フィンブルヴェトル、
その麓にある太古の広場、「神儀の間」とも呼ばれる霊域。

以下略 AAS



296:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:38:57.52 ID:XVB8s0iW0

ただ、スパーダが非難されることはなかった。
「時の腕輪」は即席品とはいえ、そこに用いられた対創造用の式は
この時点における賢者・魔女の技術の粋を集めたものである。
しかしそれでも創造の完全打破が不可能だった以上、
以下略 AAS



297:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:39:24.73 ID:XVB8s0iW0

確かにこの戦いそれ自体に打算はなく、
愛する存在を守りたい一心で挑んだものではあった。
本来は、功績を取引材料にするという考えはまるでなかった。

以下略 AAS



298:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:39:59.63 ID:XVB8s0iW0

スパーダは具体的に、三つの要望を出した。

まず一つ目は、彼が人間界に住まうことの許可。
二つ目は、エヴァがアンブラ族から抜けることの許可。
以下略 AAS



299:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:40:29.93 ID:XVB8s0iW0

また、彼の存在は今後の対魔界戦略において有益という点もあった。

魔帝が封印され、その配下有力者たちもほぼ皆殺しにされたとはいえ、
依然として魔界には覇王とその大勢力が存在しており、
以下略 AAS



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