狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
↓ 1- 覧 板 20
68: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:13:41.02 ID:0sLGfUdN0
男(……痛くない)
狐娘「く…」
69: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:14:54.70 ID:0sLGfUdN0
ーーー神社 本殿内ーーー
狐娘「ここに他者を招き入れるのは初めてでな、もてなしなぞ出来ぬが、まぁ適当に座ってくれ」
男(…中は普通の神社だ。いや、神社なんてそうそう入ったことないんだけど特別目立ったものもないし。とはいっても、これはあまりに…)
70: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:15:43.22 ID:0sLGfUdN0
狐娘「言うまでもなかろうが、母体には妾が選ばれた。当時、最も容姿の整った個体を選出したらしい。…とはいえ、妾はまだ生まれて十年かそこらじゃったがな」ククッ
狐娘「儀が無事に終わり、皆が安堵しきった日の夜じゃった」
71: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:17:34.94 ID:0sLGfUdN0
男「……人を、恨んでいますか」
狐娘「いや」
72: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:18:40.68 ID:0sLGfUdN0
狐娘「……」
男「…分かりました」
73: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:19:16.11 ID:0sLGfUdN0
男「……さっきからマゾだのアホだの……」
男「好き勝手言ってくれてますけど、そっちこそ子供みたいに僕が持ってきたお菓子パクパク食べてたじゃないですか。あんなにはしゃいでたくせに」
74: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:20:18.79 ID:0sLGfUdN0
男「」グッタリ
狐娘「はぁ…はぁ…」
75: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:21:16.86 ID:0sLGfUdN0
狐娘「で?妾の手伝い、じゃったか」
狐娘「よいぞ」
76: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:21:51.98 ID:0sLGfUdN0
ーーー人工林ーーー
幼馴染「そう。…うん。ふふ、私が慰めてあげようか」
幼馴染「分かった。じゃあまた明日も?」
77: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:22:38.98 ID:0sLGfUdN0
「おい」
78: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:23:26.44 ID:0sLGfUdN0
ーーー夜 自室ーーー
男「……」スッ、スッ
男「……」ジー
203Res/177.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20