24:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:11:30.78 ID:F8D/mY4l0
渋滞で一向に進まないクルマに、
彼は握っているハンドルを人差し指でトントンと叩きながら話す。
25:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:12:38.22 ID:F8D/mY4l0
彼は続ける。
「莉緒。今回はいいけど、あんまり喫煙室に近づくんじゃないぞ？副流煙なんか吸ってみろ。喉に影響が出るかもしれないんだからな」
26:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:14:03.43 ID:F8D/mY4l0
「……ねぇ、プロデューサーくぅん？」
27:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:17:20.61 ID:F8D/mY4l0
◆
「百瀬莉緒、センター公演決定を祝って！」
28:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:18:20.99 ID:F8D/mY4l0
しばらく飲んでから、私は彼に尋ねる。
「ねぇ、プロデューサーくん。
29:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:20:02.24 ID:F8D/mY4l0
「それがね。2枚欲しいんだって。本人と、例の先輩の分！
私のセンター公演を、都合よくデートに使うんだって！ほんと小賢しいったらないわー！」
30:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:20:57.47 ID:F8D/mY4l0
彼はというと、何やらモゾモゾしている。
31:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:21:44.37 ID:F8D/mY4l0
「……許可する！
私の公演にむけての開戦の狼煙をあげなさい！」
32:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:23:01.59 ID:F8D/mY4l0
そんなとき、机においた彼のケータイから、着信音が鳴る。
「あ、悪い莉緒。ちょっと出てくる。すぐ戻るから」
33:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:23:57.12 ID:F8D/mY4l0
34:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:24:49.70 ID:F8D/mY4l0
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