29:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:20:02.24 ID:F8D/mY4l0
「それがね。2枚欲しいんだって。本人と、例の先輩の分!
私のセンター公演を、都合よくデートに使うんだって!ほんと小賢しいったらないわー!」
私はビールを飲みながら、テンション高く彼に話す。
「ははは!そりゃいい!でも、嬉しそうだな?」
「そりゃ、ね!上手くいってほしいもの。いい娘だし」
そう言ってから、私は豚串を味わう。
彼はグラスにビールを注ぎながら、力強く話す。
「なら、ますますいい公演にしないとな!」
「うん。私、がんばるわ。
明日だって私はオフだけど、このみねぇさんや歌織ちゃんにお願いしてボーカルレッスンお願いしたし!」
「気合を入れるのはいいが、本来はオフなんだし、無理はしないようにな?」
私は返事の代わりに、自分のグラスを彼のグラスにカツン、と当てる。
お互い、そのグラスを煽ってグビグビと飲み干す。
私は、ぷはー!なんてオヤジ臭く声を上げる。
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