32:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 01:23:01.59 ID:F8D/mY4l0
そんなとき、机においた彼のケータイから、着信音が鳴る。
「あ、悪い莉緒。ちょっと出てくる。すぐ戻るから」
そう言って、彼は吸いかけのタバコを灰皿の縁に置いて、外へ行ってしまう。
「ちぇー、せっかく楽しい気分だったのにぃ。水、さされちゃたなぁ」
そうひとりつぶやいて、チビ、とビールを飲む。
ふと灰皿を見ると、吸いかけの彼のタバコから、薄く煙が立ちのぼっている。
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